測定機器、その他装置 | ゲルタイム測定 | ゲルタイム測定装置(自動硬化時間測定装置)まどか
従来、ゲルタイム測定は人の手で行っていました。しかし、人の手による測定は測定者のスキルや経験に左右されやすく、測定結果にばらつきが生じるという課題がありました。
ゲルタイム測定装置まどかを使用し測定を自動化することで、品質管理や研究開発の効率化を図ることが可能となりました。
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●自動測定機能で測定者依存を排除
まどかは、判定基準(しきい値)をパラメーターとして事前設定できる自動測定モードを搭載。
測定者が異なっても同一条件下で一貫したデータ取得が可能です。
●JIS・IPC準拠の2軸偏心撹拌方式
JIS K6910(フェノール樹脂のゲル化時間測定A法)、およびIPC-TM-650 2.3.18A(プリプレグのゲルタイム測定)に準拠した測定結果が得られます。
●ツールによる統計データ解析と品質管理支援
まどか専用ソフト「MADOKAツール」では、樹脂・ロット/期間分の測定データの作成が可能です。
管理図
パレート図
ヒストグラム
これらの機能により、製品のばらつき・工程の安定性・異常検知が視覚的に判断可能です。
統計的工程管理(SPC)、統計的品質管理(SQC)に役立つため、製造部門、品質保証部門、研究開発部門において、工程能力評価や品質改善のためのPDCAサイクルを支援します。
まどかは、加熱した熱板上に樹脂を投入し、その撹拌中に発生するトルク変化をリアルタイムで測定・解析する評価装置です。
測定プロセス:
熱板加熱 & 樹脂投入
あらかじめ設定した温度に達した熱板上に試料樹脂を投入。
撹拌トルクの計測
2軸偏心撹拌により、樹脂の粘度変化に応じて生じる**撹拌トルク値(抵抗値)**を連続測定。
硬化進行とトルク上昇の可視化
時間経過に伴い、樹脂の硬化が進むことでトルクが上昇し、時間 vs トルクのグラフとして出力されます。
ゲルタイムの判定(閾値設定)
任意に設定したTHR(Threshold)値またはトルク閾値を超えたタイミングを、**ゲルタイム(gel time)**として自動判定します。
→ この方式により、従来の目視や押針法に比べて、高精度かつ再現性のある硬化評価が可能となります。
熱板温度制御(加熱制御とプロファイル機能)
まどかの加熱ユニットは、迅速な立ち上がり性能と高度な温度プロファイル制御を兼ね備えています。
・高速安定化:電源投入から約5分で目標温度に到達し、測定準備が完了
・温度設定範囲:室温(約25℃)〜300℃までの幅広い範囲で加熱制御が可能
・プロファイル設定機能:測定目的に応じて**温度上昇・保持・降下などの時間軸制御(プロファイル制御)**が可能
→ 温度管理の再現性が高く、特に硬化反応の初期挙動に影響を与える昇温条件の標準化に最適です。
まどかは、接着剤・封止材・コーティング・複合材・電子部材など、あらゆる製造・開発工程で活用されています。
●対応樹脂の例
熱硬化性樹脂 / 2液硬化型樹脂 / 湿気硬化型樹脂 / 常温硬化型樹脂
【樹脂種類別】
エポキシ / シリコーン / ウレタン / フェノール / 不飽和ポリエステル / PVC / フラン樹脂 / アクリル樹脂 など
【用途別】
プリプレグ / 半導体封止材 / 液状封止材 / 接着剤 / 粘着剤 / 摩擦材 / ブレーキ材 / シーリング材 / 塗料 など
以下の材料について、まどかを用いた測定事例の動画をご覧いただけます。
▼ガラス繊維プリプレグ、炭素繊維プリプレグなどシートのままでゲルタイム測定が可能な装置が新型で登場!
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