スイスゲマ社静電粉体塗装機の販売を開始。粉体塗装は有機溶剤を使わないという新しい概念で、３Kと言われていた塗装現場の環境を改善し、塗料の再利用ができる斬新な塗装システムでした。公害が深刻な問題となっていた日本で、先駆けて環境や現場改善をビジネスチャンスとして見いだしました。日本最大のエアコン製造ラインへの採用を皮切りに、大型ラインを数々受注。設計や技術部門を拡張し粉体塗装プラントを世界中で完工させました。

そして、専門商社の枠を超え製品開発を開始。自社開発の定量供給装置付き粉体塗装機「SFCシステム」はユーザーニーズにフィットするよう改善を重ね、塗装膜の均一化を実現。これまでにない技術として、米国ビッグスリーで車体塗装ラインに採用されるなど、メーカーとして世界で認められることになりました。

レーザーマーカーの開発、販売を行う「ラセル」を設立。最先端技術を取り入れる日本原子力研究所に実験・研究に必要な半導体等の部品を納入することで、グリーンレーザーや超短パルス発信が可能なチタンサファイヤレーザーなどの開発に貢献し次世代エネルギー研究に寄与する事業となりました。

非球面ガラスレンズはこれまでレンズの課題だったピントのズレ”収差”をなくす画期的な技術で、製品の小型化・軽量化・コストダウンを可能にしました。当社がマーケティング・販売を担い、製造設備をＳＹＳ、製造を伊藤光学が担当し3社で合弁会社を設立しました。