松尾産業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 松尾 尚樹 以下、松尾産業)は、シートのままで樹脂硬化時間を自動測定するゲルタイム測定装置「しずか」(※以下「しずか」)の販売を開始したことをお知らせします。
「しずか」は人の手による樹脂硬化時間の測定を自動化したゲルタイム測定装置「まどか」(※以下「まどか」)の新型装置として、松尾産業がマーケティング、株式会社サイバー(本社:愛媛県新居浜市、代表取締役社長 河端 和行 以下、サイバー)が製品開発を行い販売開始しました。
「しずか」はこれまで難しいとされてきた、極薄プリプレグの樹脂硬化時間の測定を実現しました。プリプレグシートは最終製品の軽量化や薄型に伴い、近年では10μm以下という極薄のものが登場し、樹脂含有量の少なさから従来測定方法が使用できず、ゲルタイムの測定が難しい状況でした。「しずか」はシートのまま測定することで10μmの 極薄プリプレグから厚みのある材料まで測定が可能です。また、これまで確立されてこなかったカーボンプリプレグのゲルタイム測定にも対応しています。材料開発のスピードアップやコスト低減、自動化による測定基準統一化で品質管理での活用も期待されます。
ゲルタイム測定装置「しずか」
詳しくはこちら≫https://www.matsuo-sangyo.co.jp/products/gel-time-tester/