バーコーター洗浄の必要性
バーコーターは、数μ単位で狙った膜厚を精度よく塗工できる簡便なツールです。
しかし、バーコーターを清潔に保ち、適切に管理しないと目詰まりによって塗工面にスジ、ムラが発生し、印刷、塗工の品質に悪影響を与えたり、目的にしている膜厚が得られなくなってしまい、バーコーターを何度も買い替えることになってしまいます。
バーコーターを長持ちさせるため、また作業効率や品質管理の面からも、清潔に保ち適切に管理することは不可欠です。
バーコーターは、数μ単位で狙った膜厚を精度よく塗工できる簡便なツールです。
しかし、バーコーターを清潔に保ち、適切に管理しないと目詰まりによって塗工面にスジ、ムラが発生し、印刷、塗工の品質に悪影響を与えたり、目的にしている膜厚が得られなくなってしまい、バーコーターを何度も買い替えることになってしまいます。
バーコーターを長持ちさせるため、また作業効率や品質管理の面からも、清潔に保ち適切に管理することは不可欠です。
一般的には溶剤をつけたウエスで拭くなどの方法がありますが、汚れが落ち切らない場合は以下の方法をお勧めします。
バーコーターは塗工後すぐに洗浄するか、乾かないようチューブ等に入れた洗浄液に浸けるなどしてください。
塗工後そのままにしておくとインキ、塗料が乾いてしまい目詰まりの原因となります。特に水性インキは、一旦乾いてしまうと水はもちろんのこと、溶剤でもインキを落としにくくなってしまうものが多いため注意が必要です。
ルマクリーンスポンジを使用すると、通常では落ちない汚れを落とすことができます。
<ルマクリーンスポンジでのバーコーター洗浄方法>
①事前にウエスなどで余分な塗工液、インキを落としておく
②IPA、酢酸エチル、MEK、水など塗工液の洗浄に適切な液体をスポンジにしみこませておく
ルマクリーンスポンジは常に濡らしておく必要があります。付着した塗工液、インキに適した洗浄液をご使用ください。
③バーコーターに押さえるようにして汚れを取る
塗工液、インキはスポンジ内に浸み込んでいきます。ウエスでは落としきれない汚れも吸い出していきます。
④きれいなウエスにスポンジを軽くたたきつけ、塗工液、インキをウエスに移す
(スポンジを長持ちさせる、もしくは吸い取った塗工液、インキがまたバーに戻ってしまうことを防ぐため)
バーコーターの使用年数、耐用年数など特に設定はありません。塗工後すぐにきちんと洗浄して、傷がつかないようにすれば長く使用することができます。
バーコーターの使い方や塗工のコツについてはこちら▼
フレキソ印刷において、アニロックスロールはインクの供給ロールとして大変重要な役割を担います。アニロックスロールが古いインクの目詰まりなどで汚れていると、アニロックスロールセルに規格どおりのインク量が供給されず印刷ムラや汚れなど印刷不良の大きな要因となります。
バーコーターと同様、アニロックスロールもルマクリーンスポンジで洗浄することができます。
<ルマクリーンスポンジでのアニロックスロール洗浄方法>
①事前にウエスなどで余分な塗工液、インキを落としておく
②IPA、酢酸エチル、MEK、水などインキの洗浄に適切な液体をスポンジにしみこませておく
③アニロックスロールに押さえるようにして汚れを取る
④きれいなウエスにスポンジを軽くたたきつけ、塗工液、インキをウエスに移す
▼ルマクリーンスポンジ、バーコーターなどをオンラインで簡単に購入できるECサイト。番手のラインアップや価格も確認できます
アニロックス用レーザー洗浄装置は、アニロックスロールにファイバーレーザーを照射し、表面に付着しているインキを簡単に除去する装置です。
アニロックスロール用 レーザー洗浄装置 L20
▼洗浄の様子
特長1.ファイバーレーザーによる圧倒的な洗浄力
ファイバーレーザーの照射により、セル内のインクや固着物を非接触で確実に蒸散除去します。他のどの洗浄方法よりも個々のセルの奥深くまで確実にレーザー光が届いて洗浄します。
アニロックスロール材質や汚れの度合いに応じてレーザー強度(4段階)を調整できます。
特許取得済みのワンパスクリーニングにより、ロールやセルへのダメージを抑制することでアニロックスローラーの寿命を延ばします。
ファイバーレーザーの照射により、セル内のインクや固着物を非接触で確実に蒸散除去します。他のどの洗浄方法よりも個々のセルの奥深くまで確実にレーザー光が届いて洗浄します。また、アニロックスロール材質や汚れの度合いに応じてレーザー強度(4段階)を調整できます。
特長2.洗浄作業時間の短縮、コスト削減に貢献
・作業時間はセッティングも含めて、直径81㎜×面長320㎜のロールの場合 1本あたり約10分です。
今まで作業者が時間をかけて洗浄していた工程が不要となります。さらに、洗浄開始から完了まで自動で洗浄を行うため、作業者はその間他の作業に従事できます。
・熟練者でなくても簡単にセッティングが可能。
セッティングは、機械にロールを置き、長さと直径の初期入力のみ。オートフォーカスでアニロックスロールのセルに焦点を合わせて自動洗浄します。
洗浄時間や品質が同一で作業者によるバラツキがありません。
洗浄後のロールはすぐに印刷やコーティング作業に使用できます。
・省電力設計
日々のロール洗浄コストは電気代のみで、大変安価です。
・設置環境に対する自由度が高い
水の供給や排水設備、特別な安全保護服や消耗品保管庫なども不要。基本的には動作に必要な電源が供給されていればどこにでも設置が可能です。
特長3.洗浄剤不要、廃液なしで環境にやさしい
アニロックスロールをレーザー洗浄している時に付着したインクはレーザーで飛び、機械内のバキューム機構で吸い取られます。集塵機のフィルターに吸引したインクが集まります。
優れた三重のフィルターと吸引システムを装備しておりクリーンルームでの使用が可能です。
▼カタログダウンロードはこちら
実際にレーザー洗浄装置を使って洗浄テストを行うことができます。
お持ちのアニロックスロールでテスト可能です。より分かりやすく洗浄効果を実感できます。
詳しくは以下のフォームよりお問い合わせください。
フレキソ印刷卓上テストコーター
生産ラインを止めずフレキソインキ(UV、水性、溶剤)開発、試験が可能
・新機能 専用UV-LED照射器搭載(水銀ランプ方式も選択可能)
・ISO2834-2準拠 世界中のベンチトップ フレキソ印刷試験標準機
・最高速度 99m/min
・セラミックアニロックス、フォトポリマー版プレートを簡単交換
・ダイヤルゲージで印圧、アニロックス圧を設定
・少量インキで試験可能、貴重なサンプル・コスト削減
ロールtoロール テストコーター
・フレキソ印刷他、12種類以上の印刷、塗工が選択可能 オプションでUV(ランプ、LED)が可能
・生産機との相関が取れる試験ができ、材料開発/ サンプル作製/ 量産前試験/ 生産現場で発生した不具合の検証などのスピードアップ、コストダウンを実現します。
・印刷、塗工
フレキソ印刷 /グラビア印刷 / ロータリースクリーン印刷 / ダイレクトグラビア / リバースグラビア /
オフセットグラビア / メーターバー / ナイフオーバーロール /コンマ・バー / 差動オフセットグラビア/
エアナイフ / スロット・ダイ 他
・オプション
UV(ランプ、LED)、窒素パージ、コロナ処理、熱風乾燥、IR乾燥、加熱ラミネーター、電気テンション制御、エッジガイドetc
デモ受付中
卓上テストコーター、ロールtoロールパイロットコーターは、新横浜デモルームにて見学、テストが可能です。
アニロックスロール用レーザー洗浄装置のデモは、以下のフォームよりお問い合わせください。