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3度の出産を経験。産休、育休、時短勤務、リモートワークなどの社内制度を活用し、完全復帰へ

塗料の原材料を主に扱うコーティングマテリアル事業部所属の上西。3度にわたる産休と育休を経て職場復帰し、現在は海外サプライヤーと国内メーカーの橋渡しや貿易業務のDXに着手している。出産で仕事を離れる不安とそれに対する会社や周囲のサポート、育児をしながら働くことの意味、完全復帰の後で取り組みたいことを聞いた。

海外拠点や企業と国内メーカーのパイプ役。国民性や文化の違いを理解するのも大切な仕事

私がいるコーティングマテリアル事業部は、主に塗料原材料の顔料を扱っています。中でも車などのメタリックな塗装に用いるアルミニウムペーストは国内シェアの約60%を誇り、さらに樹脂や添加剤も輸入・販売しています。

入社後、貿易担当を経て、海外サプライヤーの営業担当として在庫管理や価格交渉、プレゼンテーション資料の翻訳などや、サプライヤーが国内企業を訪問する際のアテンドも任されていました。

現在は、海外貿易チームに所属し、塗料原材料の輸出入に関わる貿易業務に携わっています。近年は燃料価格の高騰や原材料価格の変動が多く、その対応をしております。また物流遅延による納期調整や問い合わせ対応など、海外と国内企業とのパイプ役でもあります。

海外とのビジネスで苦労するのは、感覚が日本と異なる点です。例えば、日本であれば1か2のどちらですか?と質問すると1か2の回答が来ることが基本ですが、海外企業の場合、10です。といった様な想定外の答えが返ってきたりします。国民性や文化も違うことを理解して、国内と海外のギャップを埋めていくのが難しいですがやりがいのある仕事です。

ロサンゼルス勤務のフォワーダーから「ドアtoドア以外の物流を知りたい」と松尾産業へ

松尾産業に入社する前は、飛行機や船をアレンジして貨物を運搬するフレイトフォワーディングの会社に勤めていました。アメリカ・ロサンゼルス勤務も経験し、主にアパレル関連の貨物を日本に発送していましたね。同僚はプライベート重視で、私も業務後にビーチを散歩したり、休日にはマラソン大会に出場したりしていました。

フレイトフォワーディングの仕事では、商流(商的流通)が固まった案件の物流を行う業務です。その仕事をしていく内にドアtoドアで物を運ぶだけでなく「ドアの前後に存在する商流全体を知りたい」と思うようになりました。松尾産業への入社を決めたのも、商社という領域における物流の在り方を知りたいと思ったからです。

そもそも貿易に興味を持ったのは大学の講義がきっかけで、元商社マンの教授が聞かせてくれた海外のエピソードがとても面白かったのです。また、食品の表示ラベルを見て「どこの国から日本にやってきたのかな?」と調べるのも好きでした。完全なメイドインジャパンの商品が少なくて「私も、世界中の商品を日本に向けて動かしてみたい」と思っていましたね。

最初の産休では「職場や世間から置いていかれる」と不安に。でも、家からも会社と関わることができた

松尾産業で私は3度の産休・育休を経験しています。最初の出産時は営業担当としてエネルギッシュに働いていた頃で、サプライヤーに勉強会を開いていただいたり、実際に中国のラボで商材の現物を触らせていただくなど海外サプライヤーともよい関係を築けていました。勉強会自体は英語かつ専門的な内容だったので、日本の競合他社の商品資料を読んで理解を深めたり、中学生向けの化学の教科書を買って学びなおしをしましたね。こうして商材知識を増やすことで積極的にお客様へ紹介・販売していました。とにかく仕事が楽しかったです。

時間を気にせず働く中、子どもができたと知った時は喜びと共に「今までのように仕事ができるのか、世間から置いていかれるのでは……」と不安もありました。1度目の復職後には仕事のペースを戻そうと無理をしましたが、上司も多子家庭で理解があり「今は仕事ではなく、子どものために頑張る時だよ」と諭してくれました。そして、育休前と後では、仕事に関する考え方、時間にたいする意識が全く変わりました。以前はプライベートを削ってでもお客様優先で仕事をしていましたが、現在は子どもの迎えがあるため定時退社しています。時間を気にせず働いていた頃よりも仕事に集中でき「他の人に相談して任せる」と割り切っています。勤務時間は短くとも、そのための段取りはしっかりしてお客様にもメンバーにも迷惑をかけないように考え、過去とほぼ同じ業務量をこなせていると自負しています。

しかし、どうしても以前と同じようにできないことは多々あります。先日も保育園から呼び出しがあり、午後から休まなければいけなかったのですが、私がお願いする前に「やっておくことはない?」など率先して聞いてくれるなど本当にまわりのメンバーに助けられて、支えられています。まわりのメンバーはとても温かくて、定時を1分でも過ぎると「早く帰らないと!」と声をかけてくれます。延べ4年にわたり休職と復職を繰り返しましたが、周りからは「働き方の選択肢を切り開いてくれた」と喜ばれたのも良かったです。

育休中も、自宅からスマートフォンから営業進捗などを閲覧できるツールを利用し、コメントを残すなどしてメンバーとコミュニケーションが取れたので、仕事を離れる寂しさはかなり解消されました。また、経営方針や社内セミナーの内容をウェビナー配信しているため、社内事情も把握でき、育児の合間で視聴できるなど、時間にとらわれず自分のペースで会社と関わることができたのもありがたかったです。

育児が落ち着いたらもっとメンバーと関わり、けん引して「周りよりも真ん中に居よう」

松尾産業の「Values10カ条」は私の働き方にとてもリンクしています。10カ条には仕事での心がけや課題が挙げられていますね。

中でも第8条の「周りよりも真ん中に居よう」は、現在は育児で仕事を割り切っているものの「いずれ、今まで以上に世界中のお客様やメンバーと関わりたい」という気持ちを表しています。「真ん中に居よう」という言葉は、メンバーを引っ張ろうと奮闘する未来の自分に重なります。今まさに、私には国内外のコーディネートに関する課題が与えられているので、この第8条は特に意識しています。

この課題では、国内メンバーに海外との接点をより増やすことが目標です。
そして世界的に物流が混乱する今、日本と海外、あるいは海外同士の困り事をつなげて解決に導きたいです。

現在は大手企業を中心に働き方改革や女性活躍が進む一方、ママ友と話していると、同様の規模の会社で女性が何十年も働き続けるのは現実的に厳しいと感じます。

しかし松尾産業には、パフォーマンス次第でやりたいことを決められ、私のように応援を受けて長く活躍できる体制があります。
最近では貿易業務のDX推進にも検証企業の一員として参加しました。その際、主担当を担うなど新しい分野へも挑戦しています。
とにかく、チャレンジできる風土と一緒に働くメンバーが好きですね。

VALUES

# 8
周りではなく真ん中に居よう

ためらわずに真ん中に行き、回りを巻き込もう。そうすることでイニシアチブがとれる。