測定結果 ― GAPによりせん断応力の変化が顕著に現れた
一般的な流体では、同じせん断速度であればGAPによる違いは殆ど現れません。
一方で、構造性流体や高充填樹脂では、凝集構造やネットワーク構造、さらに壁面からの拘束の影響によって、微小GAP条件下で流動性が大きく変化する事が考えられ、今回の測定でも確認されました。

20μm以下のGAP領域では、空間拘束による特徴的な挙動が明確に観測されました。
特に10μmのGAP条件では、空間拘束の影響によると考えられるせん断応力の変化が顕著に現れ、材料内部構造の変形し難さや構造維持状態を高感度に検出できる事が分かりました。

110℃
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応力% [%]
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時間 [秒]
|
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300
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600
|
900
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1200
|
1500
|
1800
|
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GAP [㎜]
|
0.010
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96.0
|
96.1
|
96.1
|
95.5
|
93.8
|
91.9
|
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0.020
|
82.9
|
42.1
|
22.7
|
15.0
|
17.5
|
48.2
|
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0.050
|
0.0
|
0.1
|
0.2
|
1.0
|
11.0
|
38.6
|
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0.100
|
0.0
|
0.0
|
0.1
|
0.7
|
11.2
|
33.6
|
※応力%=100%は、サンプルが完全硬化し、上板(プローブ)が動かない状態です。
また、温度条件によっても拘束応答が異なる事も確認されました。
110℃では拘束による応答変化が見られた一方で、120℃では同様の挙動は確認できませんでした。

120℃
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応力% [%]
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時間 [秒]
|
|
300
|
600
|
900
|
1200
|
1500
|
1800
|
|
GAP [㎜]
|
0.010
|
1.5
|
17.3
|
74.9
|
87.9
|
91.8
|
93.1
|
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0.020
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0.1
|
15.6
|
71.9
|
86.5
|
91.3
|
93.2
|
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0.050
|
0.0
|
12.9
|
59.9
|
78.8
|
86.3
|
90.0
|
|
0.100
|
0.0
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11.7
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52.8
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73.3
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82.5
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87.1
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温度条件とGAP条件を組み合わせる事で、空間拘束の影響の強さをマッピングでき、材料ごとの拘束感受性を定量的に比較できる可能性も示されました。
この評価手法は、接着剤,封止材,高充填樹脂,微細隙間充填材料など、実際に微小空間で使用される材料の特性評価への応用が期待されます。