機能性フィルムで社会を支える コンバーティング業界のリーディングカンパニー
-貴社の事業内容や企業理念についてご紹介いただけますか?
北村様
当社の『セロレーベル(cellolabel )』という社名はセロハン(cellophane)のラベル(label)に由来しています。
創業当時(戦前戦後)、透明フィルムの代表はセロハンであり、紙より薄いセロハンにオフセット印刷は不可能でした。ところが創業者はその方法を編み出し、当社にしかできない透明フィルム印刷ラベルを世に送り出しました。
「他社ではできないからこそ、当社の誇り」をモットーに、無理と思われるようなことにも取り組み、革新的な開発を行ってきた結果、当社は、食品、光学・エレクトロニクス製品、建材、文具、OA製品と様々な分野で使用されるフィルム製品を生み出しています。
-2022年に社名を変更されたとのことですが、それまでは「東京セロレーベル」という社名で長く親しまれていましたね。
京都を拠点とされていたにも関わらず、なぜ「東京」という名前だったのでしょうか?
北村様
そうですよね。創業者が1937年(昭和12年)に東京日本橋で創業したのですが、戦災で焼かれて、戦後に創業者の出身地近くの京都で再建し1948年(昭和23年)に合資会社東京セロレーベルとして設立しました。一旦は京都で工場を立ち上げ、その後に再び東京に戻ろうという創業者の想いが込められて社名を東京セロレーベルとしたそうです。その後に東京に営業所、京都に3工場を増設。1969年現在の本社である場所に旧3工場を統合移転し、1993年に福井工場(現:鯖江工場)、2020年に越前工場を竣工し、業務を拡大しています。今後はより広く大きな世界に向かって羽ばたくことを目指すという想いから、2022年に「東京セロレーベル」という社名より「東京」を外し、「セロレーベル」へ社名を改めました。