溶剤分散型PEDOT/PSS 製品概要
溶剤分散型PEDOT/PSSは水分散体では使用しづらい電子材料や各種プラスチック、ガラスへの塗工が可能です。原液として提供できる数少ない溶剤分散型PEDOT/PSSであり、各種有機溶剤系での設計、添加量による表面抵抗値の調整を行い、幅広い樹脂へのコーティングや展開に貢献します。 具体的には以下のような選択や調整が可能です。
- 分散溶媒はMEK(メチルエチルケトン )や IPA ( イソプロパノール)など用途に合った溶媒の選択が可能。
- シリコーンやアクリルなどの樹脂と混合することで、機能層と帯電防止層の1層化を実現。
- 基材もPET(ポリエチレンテレフタレート)、TAC(トリアセチルセルロース)をはじめとする各種プラスチックに適用し、ハードコート性を付与。
■特長
・PETフィルムやガラスに対する高い濡れ性
・水系では使用しづらい電子材料への使用が可能
・添加量による表面抵抗率の調整が可能
・各種有機溶剤系での設計が可能
■用途例
・帯電防止(ハードコート剤、接着剤)
・正孔輸送層
■製品データ

※上記はバーコーター#12にて原液塗工 乾燥:80℃×1minで成膜。且つ、基材:PETフィルム(TT 90.7, ヘイズ 0.53)を差し引いた値。