世界に通じる製品づくりに取り組むUVフレキソインキ開発
-現在ご所属の部署と、担当されている研究・開発業務の内容、ミッションについてお聞かせください。
東洋インキの技術本部でRC・油性技術部に所属しており、UVフレキソ印刷用インキの開発を担当しています。
開発の現場では、求められる性能水準に達するインキを設計・試作し、それを評価して製品として仕上げていくという業務を行っています。そのうえで、各地域市場での導入・展開まで見据えた開発を行い、最終的には当社の製品シェアをグローバルに拡大していくことが大きなミッションです。
UV硬化型フレキソインキ FLASH DRY® FLシリーズ
-まさに“世界に通じる製品づくり”ですね。そもそも大澤様がこの分野、特にインキ開発という領域に携わるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
開発という仕事の根底にあるのは、やはり「社会に対して価値を提供したい」という想いです。その中でも私は特に「ひとの心をイロドリたい」という気持ちが強くありました。
インキというのは人の五感、特に“視覚”に直接訴えかける力を持っています。自分の開発した製品が、消費者の目に触れ、商品に魅力を与え、生活に彩り(イロドリ)や感動を届ける一部になる─その可能性に惹かれて、artience、東洋インキに入社しました。