TELO社とTELO Trucksについて
TELO社は、米国カリフォルニア州サンカルロスに拠点を置くスタートアップです。TELO社が開発中の全電動ピックアップトラック「TELO Trucks」は、従来のアメリカ車とは異なり、小型で環境に優しい車を目指しています。
開発背景には、2010年の環境保護庁(EPA)による燃費規制を受けた自動車メーカーが、規制対応のため従来以上にピックアップトラックを大型化したことによる弊害がありました。大型化したピックアップトラックは都市の駐車スペースに収まらないだけではなく、乗用車に比べて歩行者死亡事故の割合が高く、また、米国の炭素排出の1割以上を占める要因となるなど多くの課題を引き起こしました。そして、その解決手段として、小型ピックアップトラックのニーズが高まりました。
TELO社はこの需要を受け、ピックアップトラックのサイズと機能をゼロから再設計することに挑戦しました。EV車ならではの柔軟な車両デザインやモジュール式の設計を採用することで、最もコンパクトで実用的な電動ピックアップトラック※1が誕生しました。
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ピックアップトラック「タコマ」との比較イメージ[/caption]
TELO Trucksの大幅に短縮された外観は全長約3.86メートルとミニクーパーと同程度のサイズで、街中でも駐車しやすく、二酸化炭素を排出しない環境に優しいEV車です。106キロワットのバッテリーを搭載し、充電残量20%から80%に回復させるのに20分程と急速充電にも対応しています。加速性においても4秒で時速96キロメートルに達し、最高速度は時速約200キロメートルとEV車ならではの車両性能に加え、航続距離は約550キロメートルと市場で普及するEV車と遜色ないスペックを有します。
※1長距離クラスの電動ピックアップトラックで世界最小サイズです