コーティング評価に欠かせない“塗る技術”
コートン先生!研究の人たちって、コーティング材料をどうやって評価してるんですか? やっぱり、塗ってみないとわからないものでしょうか? |
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お、いいところに気がついたね。そう、評価するには実際に塗って試してみるのが基本なんだよ。 というのも、塗工膜の機能(物性)を得るために、まず「均一な厚さで塗る」ことがとっても重要だからね。 |
へぇ~。厚さがバラバラだと正しく評価できないってことですね? |
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その通り。塗工膜の厚みが均一でないと、物性を正しく評価することができないからね。 膜の厚さによって物性が変わってくることもあるんだよ。 |
なるほど…。じゃあ、必要な性能が出せれば、膜はもっと薄くしてもいいってことですか? |
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うん。薄くてもしっかり物性が出せれば、製品の小型化や材料コストの削減につながるんだよ。だからこそ、コーティングのテストってとても大事なんだよ。 |
物性がちゃんと出せるかどうかで、その後の製品にも大きく影響するんですね。 でも先生、少ない材料でいくつもサンプルを作るのって大変じゃないですか? |
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ふふふ、そこが研究者の腕の見せどころさ。できるだけ少量で多くのサンプルを効率よく、しかも均一な膜で塗れるように、みんな工夫しているんだよ。 |