ダイヤモンド電極による環境負荷の低い循環型電解硫酸生成システム
DIAMは令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」 (Go-Tech事業)に採択され、ダイヤモンド電極による環境負荷の低い循環型電解硫酸生成システムの開発を行っています。電解硫酸は硫酸を電気分解したより強い酸化力を持つ物質で金属や樹脂を分解することができ、現在は半導体の製造など特定の分野で使用されています。本事業では自動車の軽量化・電装化に必要な樹脂めっきを実現するための電解硫酸生成システムの開発を行っていますが、CFRPリサイクルにおいても本技術を応用できると考えビーカーテストの実施に至りました。結果、強力な酸により樹脂のみ溶解、繊維状を維持し炭素繊維の分離ができることを実証しました。

ダイヤモンド電極によるCFRPリサイクルテストの様子
CFRP板より炭素繊維の分離が確認された