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2011.08.22
海外コラム
シンガポール支店よりコラムが届きました。
2011年5月、シンガポール国独立後としては11回目の総選挙が行われました。
選挙前と選挙後の街並みをご紹介します。
街のいたる場所に選挙関連の旗がはためきポスターが貼られています。
電柱にもポスターが貼られています。
選挙関連のポスターは一切なくなり
いつものキレイな街並みにもどりました。
シンガポール議会は任期5年と長いため、21歳以上のシンガポール国民は投票の義務があります。
日本とは異なり『選挙権』ではなく、投票しなければ生涯選挙権がなくなるという『義務』です。
歴代首相は現首相を含め3名、いずれもPAP(=People Action Party =人民行動党)であることから
シンガポール国の政治は一党支配のもとでおこなわれてきました。
しかしながら今回の選挙は非常に厳しいものとなり、2006年に70%強あった支持率は54%へと急減しました。
過去5年間、国民への待遇を軽視し、国の経済成長のみ注目し国民の声に耳をかたむけなかったことが
支持率低下の要因であると言われています。
シンガポールは「明るい共産国」と言われている説もありますが、公平な選挙ができる国です。
シンガポール支店 黄偉鵬