松尾産業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 松尾 尚樹 以下、松尾産業)は、東京電力管内の北関東と九州電力管内の九州北部の2拠点で系統用蓄電池を導入、蓄電所としての運用、ショールームとして活用することも視野に入れた計画を進めています。東京電力管内の北関東発電所(仮称)では、系統接続申請許可を取得、接続協議を開始しました。本事業は、総容量約8~10 MWh規模の蓄電所を建設、2025年夏から秋頃の竣工を目指す取り組みです。並行して、より効率的な運用に貢献する高圧蓄電所向けのパッケージシステムの開発も進めており、本蓄電所でも導入を予定しています。松尾産業はこれらの取り組みを通じて、蓄電池に関するデータや更なる運用ノウハウを蓄積、お客様の利益を最大化するシステムやスキーム構築を目指します。
再生可能エネルギーの普及に伴い、電力系統の安定化に貢献する系統用蓄電池の重要性は高まっています。しかし、系統用蓄電池の導入には、電力会社との調整、各種申請、安全対策など、多くの手続きや専門知識が必要です。さらに電力系統や他のシステムとの連携、そして最適な制御に応えるためには、高度なシステム開発が不可欠となります。
松尾産業は交流で50kWから1,999kWの高圧系統用蓄電池を事業領域に、蓄電池の販売、多方面での手続きやシステム設計など、運用に至るまでのサポートをトータルソリューションとして提供しています。システム開発においても、商社ならではの幅広い製品ラインナップとネットワークを活かし、お客様のニーズに合わせた最適な設計、開発、システムインテグレーションを担います。松尾産業は本取り組みを通じ、蓄電所を活用した電力の調整力を創出、高圧帯蓄電所向けの最適なシステム開発、蓄電所をショールーム化することで、系統用蓄電池の普及を後押しし、電力安定化、再生可能エネルギーの導入促進に貢献します。