記念式典の様子と新製品発表会
記念式典のオープニングでは、広東省塗料・インク工業会秘書長の呂(ロ)氏に登壇いただき
「松尾中国はその旺盛なチャレンジ精神と探求力、そして市場の需要に対する正確な把握と積極的な対応で進歩を続け、中小の原材料商社から独自ブランドを展開する革新的なサービスプロバイダーへと変貌を遂げました。今後とも、松尾中国が中国の塗料業界に高品質の製品と技術を提供し、より輝かしい成果を上げられることを願っております」と祝辞を頂戴しました。
清華大学化学工学部の阚教授による「コーティング分野における脱炭素化」をテーマにした基調講演では、企業がどのようにして炭素排出を効率的に削減できるかについて、現在の環境保護傾向と合わせて、コーティング開発におけるいくつかの重要な問題と業界のチャンスについて説明いただきました。そして、これらの課題に対して独自のアプローチを提案いただくなど、会場を沸かせる講演となりました。
松尾中国の最高経営責任者(CEO)で合松元新材料有限公司の董事長である劉(リュウ )氏は「合松元は松尾中国の自社ブランドです。合松元は私たちが得意とする分野の開発にこだわり、高品質な製品の提供だけでなく、お客様の課題を解決するためのアイデアを提供します。そして、一流の添加剤の専門家を目指します」と合松元を紹介しました。
さらに、「合松元は松尾中国が変化を遂げていることを象徴するブランドです。先端技術や研究者など、外部の知見を積極的に取り入れることで、新たな価値を創造する業界をリードする企業へと生まれ変わろうとしています。今回の新製品発表会のテーマである『Think Change,Go Far』は、この私たちのビジョンを具現化するものです」と述べ、松尾中国の今後の展望を示しました。
合松元の製品ディレクターである黄(オウ )氏は、同社の添加剤の特長として、非常に滑らかなコーティングに適したアクリルレベリング剤や、断熱コーティングに最適なマイクロスフィアなど、特徴的な製品ラインナップを紹介しました。また、均一な分散品質を実現する水系汎用分散剤、環境負荷が低く乾燥性低下がない耐加水分解性有機ビスマス触媒など、2025年度の新製品も発表しました。
黄氏は、合松元が長年にわたり中国松尾と共同研究を続けてきた清華大学をはじめとする、国内外の大学や研究機関、メーカーと連携し、お客様の課題解決に繋がる添加剤の開発を進めていくと述べました。
さらに、江西科技師範大学教授の申亮氏が主催したコーティングの新しいトレンドに関するフォーラムでは華南理工大学の博士指導教授の陳中華氏、湖南松井塗料の凌董事長、巴徳士グループイノベーション技術センターの孔総監、松尾中国の劉氏による、環境保護の潮流下のコーティング業界についてディスカッションが行われました。業界をつないでいくリーディングカンパニーを目指す松尾中国の想いを体現する式典となりました。